千葉県立中央博物館では、県内外の多くの小中学校に「野草カード」のセットを配布しています。
平成18年度に配布したパッケージには、教科書や小中学校の校庭で行われた野草調査の結果をもとに選ばれた、次の21種のカードが入っています。
これらのカードの原図も、本サイトからダウンロードできます。
オオイヌノフグリ、
タチイヌノフグリ、
オランダミミナグサ、
はこべ、
カタバミ、
シロツメクサ、
ヒメオドリコソウ、
ホトケノザ、
カラスノエンドウ、
セイヨウタンポポ、
ドクダミ、
ナズナ、
ウラジロチチコグサ、
オオバコ、
オニタビラコ、
キュウリグサ、
スギナ、
スズメノカタビラ、
ノゲシ、
ハルジオン。
(1)次のものを配布します。
・ワークシート互いによく似ている野草6種類の図入りを1人1枚
ワークシートサンプル1
ワークシートサンプル2
ワークシートサンプル3
・野草カード1班(3~4人)に1セット
(2)ワークシートには、選ばれた6種類の野草の図と見つけたときにチェックをする欄があります。互いによく似た野草の対と
しては、次のようなペアが考えられます。
ヒメオドリコソウ と ホトケノザ
オランダミミナグサ と ハコベ
シロツメクサ と カタバミ
オオイヌノフグリ と タチイヌノフグリ
(3)校庭にでて、野草をさがします。見つけたら、葉っぱ5~6枚のついた枝をちぎって、回答コーナーで待つ先生のところに行きます。
(4)先生は、回答コーナーに座り、生徒が持ってきた野草の答え合わせをします。
(5)すべての野草が見つかったら合格。ワークシートにかかった時間を記します。
時間が余った班のために、「上級編」として次のワークシートを用意するのも良いでしょう。
(1)校庭にたくさん生えていて、見分けも容易な12種類の野草カードを準備します。活動は班活動とします。
(2)児童にはワークシートを配り、3X3の枠に、9種類の野草の名前を選ばせます。
(3)大きな模造紙にも3X3の枠をつくり、ワークシートと同じ野草の名前を記入します。
(4)校庭にでて、野草をさがします。野草カードは舗装のうえなどにおき、いつでも見ることができるようにしておきます。児童は野草を取ってきてはカードと絵あわせして目的の野草をさがします。
(5)みつかった野草を模造紙にセロテープではります。時間を決めて、終わったらこたえ合わせをし、3つ並びがいくつできたかを競います。
(1)活動は班活動とし、生徒には野草カードと学校の見取り図を配布します。
(2)生徒は学校敷地内をまわり、カードにある野草をさがします。見つかったら地図上に名前を記入し、野草を採集します。
(3)先生に見せ、合っていたら地図上の野草名にチェックを入れます。そして次を探します。
(4)教室にもどり、各班が見つかった野草の名前を一枚の模造紙上の見取り図に書き写します。
(5)生えている場所と日当たり、踏みつけなどの関係について考えさせます。
野草カードについてのお問い合わせ,ご提案などは千葉県立中央博物館植物学研究科の担当、斎木健一までお願いいたします.
電話043-265-3921(植物学研究科)
FAX 043-266-2481(代表)
e-mail:yasou@chiba-muse.or.jp(送信する際は、全角「@」を半角「@」に直して下さい。)